当院の自費診療について
低用量ピル
低用量ピルは、高い避妊効果や生理痛の改善、月経不順・過多月経の改善にも効果のある経口避妊薬です。黄体ホルモン(プロゲスチン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)を含んでいます。これらのホルモンは排卵を抑制し、卵巣を休ませるはたらきがあります。また、子宮頸部粘液の粘稠化により精子の侵入を拒むことで避妊効果をもちます。ピルの副作用である血栓症や吐き気などは、卵胞ホルモンが原因であることが多いです。これらの副作用を軽減するために卵胞ホルモンが減らされているので「低用量ピル」と呼ばれます。
避妊目的の場合は原則内診いたしませんので、内診が苦手な方もお気軽にご相談ください。
当院では、2種類の低用量ピルを取り扱っています。この2つは、含まれているホルモンの含有量が異なります。
低用量ピルの種類
ファボアール
「デソゲストレル」という黄体ホルモンを含んでいます。これは男性ホルモンを抑制するので、ニキビの改善も期待できます。また卵胞ホルモンが少ないため、むくみや体重増加などの副作用が少ないこともメリットです。
ラベルフィーユ
「レボノルゲストレル」という黄体ホルモンを含んでいます。ファボアールに比べると男性ホルモンの作用が強いですが、1シート内のホルモン配合量を変えることでそれを抑制し、自然なホルモンバランスになるよう調整されています。不正出血にお悩みの方におすすめです。
注意事項
おもな副作用は、吐き気や頭痛、不正出血、乳房の張りなどです。ほとんどは1~2か月で自然に治まります。
低用量ピルには血栓症のリスクがあり、10,000⼈あたり5〜7⼈が発症しています。以下の症状が現れたら服用を中止し、すぐに医療機関をご受診ください。
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- 激しい腹痛
- 激しい頭痛
- 胸の痛み
- 息切れ・動悸
- 視野欠損など視覚の異常
- 呂律が回らないなど言語の異常
診察の流れ
- ⾎圧測定
- 問診票のご記⼊
- 効果‧副作⽤‧種類のご説明
- 診察(避妊目的の場合は原則内診いたしません)
- 服⽤⽅法のご説明
- 処⽅・会計(院内処方)
料金表(税込)
内容 | 料金(税込) |
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初診料 | 2,910円 |
再診料 | 750円 |
1シート(28⽇分) | 2,950円 |
5シート(140⽇分) | 12,950円 |
10シート(280⽇分) | 25,500円 |
緊急避妊薬(アフターピル)/性感染症予防薬
緊急避妊薬(アフターピル)は、避妊に失敗したときや性被害を受けたとき、避妊を目的として飲むお薬です。性⾏為後、服用が早ければ早いほど効果的です。当院ではノルレボを取り扱っています。
また、同時に性感染症予防薬の服用もおすすめします。コンドームなしでの性交渉があった⽅や性被害を受けた⽅は、性感染症のリスクがあります。抗菌薬の投与で発症を防げます。
ご予約なしでの診察が可能です。避妊に失敗したあと、性被害を受けてしまったあとにできるだけ早くご受診ください。
注意事項
緊急避妊薬(アフターピル)および性感染症予防薬には、100%の効果はありません。お薬の服用後も必要に応じて検査を受けることをおすすめします。また、服用後は不正出血や吐き気などの副作用が生じることがあります。
リスク行為の3週間後に、念のため妊娠検査薬で検査を行うことをおすすめします。
- このような場合は医師にご相談ください
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- 服⽤後に強い腹痛や嘔吐が続く
- 2週間以上不正出⾎が続く
- 服⽤後4週間以上経過しても⽉経がこない
診察の流れ
- ⾎圧測定
- 問診票のご記⼊
- 効果‧副作⽤‧種類のご説明
- 診察(避妊目的の場合は原則内診いたしません)
- 服⽤⽅法のご説明
- 処⽅・会計(院内処方)
料金表(税込)
内容 | 料金(税込) |
---|---|
診察料(初診料) | 2,910円 |
再診料 | 750円 |
緊急避妊薬(ノルレボ) | 9,800円 |
性感染症予防薬 | 4,900円 |
緊急避妊薬+性感染症予防薬 | 12,700円 |
吐き気⽌め薬 | 500円 |
- ノルレボによる吐き気が心配な方は、吐き気止め薬を追加できます。