当院はCPAPによる治療に対応しています。
睡眠時無呼吸症候群でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
睡眠中の呼吸に関するお悩みをお持ちの方へ
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、眠っている間に上気道が狭くなり呼吸が一時的に止まる病気です。成人男性の約6〜15%に中等症以上のSASがあると言われています。
症状に気づきにくいことも多く、長期間にわたって見過ごされるケースがあります。気になる症状がある場合はお気軽にご相談ください。
SASと喫煙の関係について
喫煙は上気道(鼻からのどまでの呼吸の通り道)粘膜の慢性的な炎症や浮腫を引き起こすことが知られており、上気道の狭窄に影響する可能性があります。当院では禁煙外来とSAS診療を組み合わせた対応が可能ですので、喫煙中でSASも気になる方はあわせてご相談ください。
こんな症状でお悩みの方へ
当てはまる症状をご確認ください(参考用です。診断ではありません)。
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- チェック数1~2個:気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。
- チェック数3~4個:複数の症状が当てはまります。一度ご受診をご検討ください。
- チェック数5~7個:多くの症状が当てはまります。受診についてご相談いただくことをおすすめします。
SASに関連することがある症状・病態
高血圧・心血管疾患
中等度〜重度の未治療SAS患者では、全身性高血圧・冠動脈疾患・心不全・脳卒中のリスクが高まることが報告されています。睡眠中の繰り返す低酸素と交感神経の過緊張が血圧調節に影響すると考えられています。
日中の強い眠気・神経精神機能障害
SASは不注意・記憶障害・認知機能低下を引き起こしたり悪化させたりする可能性があります。自動車事故のリスク上昇との関連も示されており、気分のむらやうつ症状との関連も複数の研究で報告されています。
心房細動・不整脈
SASと心房細動・不整脈の関連は複数の研究で示されています。なかでも、心房細動に対するカテーテルアブレーション治療後の再発予防においてSASの治療が有効であることが示されています。アブレーション後も再発を繰り返す場合は、SASの合併についてご相談ください。
朝の頭痛・倦怠感
睡眠中の換気低下による低酸素・二酸化炭素蓄積が関係する場合があります。SAS治療(CPAP)により朝の頭痛が改善するケースが報告されています。
2型糖尿病・メタボリックシンドローム
OSA(閉塞性睡眠時無呼吸)患者ではインスリン抵抗性・2型糖尿病の有病率が高く、肥満などの共通リスク因子とは独立した関連が複数の研究で示されています。糖尿病合併症(網膜症など)との関連も報告されています。
認知機能低下・うつ
夜間低酸素を伴うSASでは、軽度認知障害や認知症リスクとの関連が報告されています。また、うつ病との双方向的な関連も示されており[7]、SASの治療が精神症状の改善につながるケースがあります。
当院での受診の流れ
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初診・問診
症状をお聞きし、SASの可能性についてご説明します。簡易検査機器の貸し出し日についてはご相談のうえ検討いたします。
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自宅での簡易検査(2晩)
携帯型の検査機器を持ち帰り、ご自宅で就寝するだけで完了します。血液中の酸素濃度を測るセンサーを体に装着し、いびきや無呼吸の状態を調べるセンサーを鼻の下に取り付けて測定します。
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結果説明
数日後に来院いただき、結果をわかりやすくご説明します。結果がグレーゾーンの場合は、精密検査が可能な医療機関へご紹介します。
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CPAP治療(保険適用)
重症と判定された場合、CPAP療法を保険適用で開始できます。毎月の定期通院で状態を継続的に管理します。
治療について
| CPAP療法 (経鼻的持続陽圧呼吸療法) |
一定の圧をかけた空気を鼻から送り込み、睡眠中の気道を確保する治療法です。多くの患者さんに有効であり、治療の第一選択とされています。保険適用で開始でき、毎月の定期受診でCPAPの使用状況を確認・管理します。 |
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| マウスピース (口腔内装置) |
主に軽症の方に適した治療法です。歯科で作成したマウスピースを就寝時に装着することで、気道の閉塞を防ぎます。CPAPが使用困難な場合の選択肢となることもあります。 |
これらの治療により、日中の症状改善が期待できます。眠気・倦怠感・朝の頭痛などが改善するケースが報告されています(個人差があります)。また、CPAP治療によって血圧が安定するケースがあり、降圧薬の効果が出やすくなることも報告されています。
なお、SASと心血管疾患の関連は研究で示されており、治療の継続が長期的な健康管理につながると考えられています。
お気軽にご相談ください
「いびきが気になる」「日中眠気がある」といった症状でも受診いただけます。自宅で行える簡易検査に対応しており、通院の負担を最小限にしています。
また、喫煙中の方は禁煙外来との併診もご相談いただけます。
059-373-6100
WEB予約出典
- Strohl KP. "Clinical presentation and diagnosis of obstructive sleep apnea in adults." UpToDate. (Accessed 2025)
- George CF. Sleep apnea, alertness, and motor vehicle crashes. Am J Respir Crit Care Med 2007; 176:954.
- Riaz S, et al. Converging Pathology of Obstructive Sleep Apnea Syndrome and Atrial Arrhythmias. Cureus 2020; 12:e9388.
- Goksan B, et al. Morning headache in sleep apnoea: clinical and polysomnographic evaluation and response to nasal continuous positive airway pressure. Cephalalgia 2009; 29:635.
- Botros N, et al. Obstructive sleep apnea as a risk factor for type 2 diabetes. Am J Med 2009; 122:1122.
- Yaffe K, et al. Sleep-disordered breathing, hypoxia, and risk of mild cognitive impairment and dementia in older women. JAMA 2011; 306:613.
- Peppard PE, et al. Longitudinal association of sleep-related breathing disorder and depression. Arch Intern Med 2006; 166:1709.